一流

投稿者 笹崎辰裕
日曜日。移動中の車の中でNHKのTVの音声を聞いていた。
イチロー選手のインタビューを特集でやっていた。
その中で気に止まった言葉。
『自分流を貫きましたよね。でも自分勝手にやるということじゃなくてむしろ逆。自分の可能性を広げるためには自分に厳しくないといけないんですよ』
『枕にこだわりがあるんですよ。オーダーメードで作ってもらったものなんですが、これはもう僕にとってのアートなんです』
『このバットはミートの部分が通常のバットよりも小さいんです。岐阜のバット工場で持ったときに感動したんです。ああ、これだ。こいつとなら結婚してもいい位の。理屈じゃないんです。感覚でこれじゃないとだめ』
34歳。私よりも2歳年下。共感であったり、発見であったり。
勤務中であったから、じゃあ自分の業務に対してどうかとどうしても考えてしまう。すぐさま浮かんできた答えを却下したくてしょうがない。
『今までは自分との戦いでした。今回は人との戦いでした。ようやく人と戦えるとこまで来たと思えたんです』
己を到達すべきところまで作り上げた男の一言が、心に刺さる。

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