投稿者 笹崎辰裕
「生老病死」
仏陀が出奔を決意した原因となった、賢者に連れて行かれた場所。
そこは丘の上に四つの門があり、その門にはそれぞれ「生」「老」「病」「死」と記されていた。
ヒトが生涯を通して決して避けることの出来ぬ事全てであり、これがあるからこそヒトは喜び、怒り、哀しみ、楽しむことができると言う。
いきなり仏教の経典から引用したが、昨日考えていたシナリオのテーマと言うのはこれだ。
主人公が旅に出かける話を書いたのだが、何で出かけたの?目的がつまらない。という感想をもらってから、そうだよなあ~どうしようと思った。ヒトが日常からある意味非日常へと移行しようとするにはそれなりの決意と目的がないと、単に現実逃避以外の何者にもならない。じゃあ亡くなった友人が異国で交わした約束を、替わりに果たしに行く話しにでもしようかと思ったが、な~んか陳腐だし、ヒトが死ぬと言う設定が非常にイヤだ。さて、どうしよう?
小説家、漫画家、台本作家。ストーリーテーラーって皆凄いなあ。何事も、やってみるとその仕事の難しさがよく分かる。プロと言うのは何でも凄いもんだ。
先日の夜。知り合いから父親の状態がよくないので実家に帰ったというメールが届いた。
落ち着いたと書いてあったけど、どうか元気でいますように。ご無事かどうか確認したいけど、どう聞けば、どう話せばよいのか思いつかない。祈るしかないのだけど・・・・・・
今日長男が病院へ行ってきたのだが、どうやら腹に来る風邪だったらしい。今のところ水分も取れているし、りんごすって食べるかと言ったら自分でする~と言って、すらずにボリボリかじっていたというから大丈夫そうだ。帰りが遅く、起きている長男に会えなかったけど、事務所に帰ってきたら上の階で長男の走る足音が聞こえて少し安心した。
明日長男の元気な笑顔に会えますように。