投稿者 笹崎辰裕
先週に引き続き車内ラヂオより。
土曜日の午後5時からFM新潟でアバンティーという番組をやっている。ウエィティングバーに訪れる、多種多様な業界のお客様の会話を聞くと言う形をとっていて、私はこれが大好きだ。営業時間中なので聞けたり聞けなかったり。ましてや丸ごと聞けることはほとんどないが。
今回は声優さんのお話だった。声優といえば先ず最初にアニメが浮かんでくるとは思うが、洋画を始めドキュメントのナレーションなど声を仕事にしている職業は意外と多い。ラヂオドラマもその一つだし。
いつか書いたことがあるけど声優さんになってみたいなという時期があった。自分の声に自惚れていたわけではなく、声を通して色んな役になることが出来るから。色んな役をやるということは色んな人生を疑似体験できるということと感じたからだ。俳優だと自分の姿見からは抜け出すことは出来ない。そうでない俳優さんもいることはいるけど、よほどの才能でなければ無理。
コメンテイターの一人が山寺宏一さんだった。
メロンパンナちゃんの旦那さんだ。決してアンパンマンではないので間違わないように。
有名どころではエディーマーフィーの吹き替え。アンパンマンではチーズ。最近パチンコなどで再熱しているエヴァンゲリオンで加持さん。ドナルドダック。
(PCからリンクしている方ならhttp://www.haikyo.or.jp/PROFILE/man/10285.htmlの中のVOICE SAMPLEから芸達者な音声を視聴できます)
会話の中で単純にいい声を出すのではなくて、役に対してどう特徴つけるのかがポイントと言われていた。一場面の中で6役を一気にやられたことがあるそうだが、それも体格もほとんど似たような役者がそろってしかも家族。本人も相当に混乱しつつもチェックして納得いくまでやったらしい。
私達が聞くのはほんの一瞬だけれども、その中にこめられたプロ意識に感動。
かくありたいと思った。
ちなみに私が声優になる瞬間がある。たまに子供に絵本を読み聞かせるとき。
ただ読むのはつまらないので、ヤンキーの桃太郎や壊れたはらっぺらしの青虫になったりしてみる。
け、ど。真剣に読んでいて寝てくれるのならともかく、完全にそっぽを向かれることもしばしばだ。
どうやら私には才能がないようだ。