投稿者 笹崎辰裕
今日は構造見学会がありました。
天気は雪。風に舞って降りしきっていました。
そんな中でもおいでいただいたお客様ありがとうございました。本日の構造見学会がお客様方のこれからの住まい作りのお役に立てれば何よりでございます。
スタッフ一同よりお礼申し上げます。
今回の会場担当のスタッフ帰ってきてから皆寒い寒いと言っていました。ちゃんとお風呂であったまるんだよ!
もうかれこれ十数年前、やはり冬の構造見学会を一人で行ったことがありました。
FPのお住まいでしたが、天井断熱をまだ施していない状態。しかも暖房機は今休憩室においてある800ワットの電気暖房機のみ。
座布団の代わりにFPパネルの切れ端に座り。お客様をお待ちしていました。
今とは違い、完成物件以外に対する関心はあまり高くない時代でしたので午前中お客様はこられませんでした。
そんな中持ってきた仕事も終わり、電気暖房気の赤い灯りをじっと見ながら『目が乾くなあ。今度は背中あっためようかなあ』などと一人ごちてました。
このままでは寝てしまう。寝たらきっとえらい風邪をひいてしまう。そう思った私は、母から借りた本を読みました。フィクションではございますが。
『主人公いじらしいなあ』なんかだんだん泣けてきました。
頬を伝う涙が物語のせいか、寒くて切ないのかよく分かりません。涙止まると、目、乾くし。
そしてその日最初で最後のお客様がおいでになりました。一瞬、紫のバラの人に見えましたね。
後日お客様いわく。
『なんで目はらしてたの?』
なんて応えたかは・・・・覚えていません。