法42条2項道路

投稿者 笹崎辰裕
「秋の田の刈穂の庵の苫をあらみ、わが衣手は露に濡れつつ」
百人一首の一句ですね。
先日見学会を行ったのですがそのときに受付を外にテントを張って行おうとなったのですが、あいにくの雨風で無理でした。現場に向かいながら、テントでやっていたら上句のようになっていたどころではなかっただろうなあなんて考えました。気温3度では情緒も何もあったもんじゃないです。
短歌が結構好きだったりします。
ただすんなりと好きになったのではなく、「猿丸幻視行」という小説を、確か高校生くらいの時に読んだのがきっかけでした。内容は猿丸太夫という人物が残した多くの句が、実は知られざる事実を内包していたというものです。有名なところではいろは歌の謎なんかものっています。
「いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうえのおくやまけふこえてあさきゆめみしよひもせす」
とりあえず7文字目ごとに丸をつけて読んでみてください・・・・・・ね。怖いでしょ。
もう知ってたよと言う方・・・・
     
              「申し訳ない!!!!!!!」
いや、ホント、
              「申し訳・・・」
若干がんばってみました。いや色んな意味で。
千年以上も時を越えてその時々の喜怒哀楽や祝呪慕哀を伝えているってすごいですよね。しかもショートメールより短い31文字で。今のように連絡が欲しいときは携帯で簡単に繋がるような時代ではなし、伝えることにとても時間はかかるのに、とても短い表現で気持ちを送ると言うところに物量時代の現在ではなかなか出会うことのない気質を感じます。
で、本日用があって昔住んでいた町まで行きました。そこで友人からタイトルにある道路についての法規をあれこれを聞かれたんですね。
行く道すがら、前建っていた家がなくなったり、変わりに新しい建物が建っていたり。当たり前の風景に懐かしさを感じたりしました。
で、道路のことを話しながら(私の車は手ぶらトークが出来ます)今走っている404号線も子供の頃は車も通れないような砂利道で、親戚の家から歩いて帰ったことがあったっけなんて思い出したりしました。
ほんのちょっと。小さな帰郷でした。         

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