裸のTシャツ

投稿者 笹崎辰裕
暑い一日だった。
早朝から新潟市で現場の写真撮影を一日した。
自分の体質も忘れ半そでのワイシャツを着ていったら案の定、腕が真っ赤になった。
痛い。
かつて親戚に「異常な白さ」と評された私の肌は紫外線に非常にヨワイ。
本日も日陰にいるときとそうでないときで紫外線の総量をカウントできちゃうんじゃないかというぐらいに日射を感じていた。首はかつて友人からもらった使うことはないだろうと思っていたタオルでガードしていたので異常な白さを保てたが。人生どこで何が役に立つのか、ほんと油断は出来ないものだ。ありがたや。
そんな中職人さんが体調を崩した。炎天下の中、食事もとらずに重機に座り続けていた結果だ。
予想の出来ない部分を含む仕事だったので想定していた進行状況より遅れ気味ではあったのだが、本人曰くスケジュールが決まっているのだから、その責務を果たしたいということだが・・・・・その後その会社からその方へお怒りの電話が来たという。
内容は「何より、身体を大事にしなくてどうするんだ!!」というもの。
こういってしまうと完成を待ちわびているお客様には申し訳ないが、うれしかった。社員をそんな風に大事にしている業者と取引が出来ていることが。
住まいは完成してしまうと仕上がりだけが目に付いてしまうが、その中には実は沢山のドラマが含まれている。色んな葛藤や苦労が存在する。
それを身近で感じられるということは辛さもあるけど実はとても幸せなことなのかもしれない。
夜。真っ赤な腕の話をして、裸でもTシャツ着てるように見えるかもと言ったら一言返ってきた。
「きもい」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください