プロの仕事

投稿者 笹崎辰裕
「プロ」と言う響きにどんなことを感じるだろうか?
正しくは「プロフェッショナルPROFESSIONAL」
訳すと「職業的な」・・・・いきなり夢が無い話になりそうだ
とにかく「響き」的な部分だけで考えてみよう
何か特別な技術に秀でている者、その技術によって生計を立てているもの。いわゆるプロゴルファーやプロボクサー、プロの演奏者なんて人たちが浮かんでくる。一芸に秀でたものというのが学生時代の私が感じていた「響き」だった。凄い人。ちょっと偉い人。
私が専門学校を卒業するときに担任の先生から言われた言葉。
「貴方達は今日からプロです。プロゆえにあなた方はその仕事一つ一つに責任を持たなければなりません。プロの自覚を忘れないようにしてください」
自分がプロ?一芸に秀でてません。凄くありません。偉いワケないです。というより「プロ」と言う意味がその時にがらりと変わった。
「大変なんだ、プロって」そう思った。
でも、仕事を始めると、特に住宅建築業にかかわってからはそりゃ当然だなと・・・・
責任感なしで住宅を作ったら・・・・・恐ろしい・・・・・お客様を毎日不安にまみれさせて平気な神経がわからない。
私はものすごーく不器用。一度大工さんの手伝いをしたことがある。お客さんに伝えたら非常に不安そうな顔をして「大丈夫なの」と言われた。それからは釘の一本も打っていない。適材適所。専門家に対して感じるお客様のイメージは大きいんだなと感じた。そして期待も。
職業柄色んな専門職の人たちと出会う機会がある。現場での仕事、現場にいたるまでの打ち合わせの中で展開される専門知識。いつもたいしたもんだなと思う。
負けてらんね。私だってプロだもの。言うことに責任を。行うことに責任を。
何のために?私とかかわる人たちへの形となる信用のためかな?
ちなみに昨日ピアノの先生との会話の中で「あの曲(かなり面倒な曲です)の人って?」と聞いたら
「この曲の人?」と何気ない顔して簡単に出だしを弾いてくれた。
・・・・・うわーカッコいい!かく自分もこうなりたいもんである。

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