七歩・・・ぐらい

投稿者 笹崎辰裕
今日・・・・もう昨日になったけど5月1日は会長夫婦の結婚記念日だ。
ところが私はおめでとうの一言も言っていない。陶板浴ひかりの営業日なので二人して仕事をしていたが夕食は何か特別なものでも食べたのだろうか?何もしなくても記念日が当たり前のこととして迎えられるコトはある意味とてもすばらしいことだと思うし、四十年以上をそう過ごせていることは私にとっての誇りである。
なんでもそうだけど、当たり前のことを当たり前に続けていくことはカンタンそうでとても難しいと思う。自分の中に確固たるルールを作りそれを守っていくストイックな姿勢が必要とされるからだ。
私達の生活は決まりきったルーチンワークをこなしているわけではなく、必ず第三者による介入が発生する。自分のルールがあってもそれを曲げねばならぬ場面も多々である。
戦後直後に生まれた父は自分はこうしたいというのをはっきり言う人間ではないと私は感じている。少なくとも家庭では。
祖父も祖母も私は二十年以上見ているので、決して簡単な人達ではなかったと感じていた。その中でもある意味耐えてきた母は瞠目に値する。泣いているところは何度も見たが。
家庭では短所だらけの父が母に示してきた、多分たった一つの態度とそれを理解してきた母だからこそ誇りに思えるのだろう。
そんなことを考えていたら友人が家族に対して同じように自分の行うべきことを態度で示していると聞いて感心した。自分の中の葛藤をどれだけ自分の中で納得させてきたのだろうか。
私も多くの場面で示すべき態度がある。全ては行動で表せねば。
そう言えば福山雅治さんがラジオで誕生日にご両親に「生んでくれてありがとう」と言っていると聞いて、二年前からまねしている。
正直死ぬほど恥ずかしい。
今年両親に言ってみたら、その時ちょうどテレビでミスターセロの番組をやっていた。
テレビに釘付けの母の「あ、そ」のあまりにもそっけない返事に、私は番組の内容より驚いた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください