投稿者 笹崎辰裕
晴天の下。構造見学会を行った。
雪が無くてもさすがは一月。寒い。じっとしているとしゃれにならないくらい寒い。
私より若い藤田君も最初は余裕の表情で外で受付をしていたが、数時間後鼻水が出てきた。大丈夫。それで普通だから。
「吹きすーさぶ風が~♪よく似ー合ーうー♪」
何処からともなくそんな歌が聞こえてきそうだ。
昔、雪がしんしんと降っている中で電気ストーブ1つを現場の中に入れ、断熱材の上で小さくなって構造見学会を行ったことがある。天井断熱処理まで工事が進んでいない現場は、じっとしていると寒くて寒くて手もかじかみ、書類書きも出来ないので車の中にあった「ガラスの仮面」を読みながらお客様を待っていた。そんな天気だったからか、漫画なんか読みながら仕事をしていたのでバチが当たったのか、当然お客様がおいでになるわけでもなく、いったい頬を伝う涙が、話が悲しくて出てきたものなのか、自分の現状が悲しくて出てきたものなのかよくわからない。
電気ストーブのオレンジ色の光が顔を照らし、気分はちょっぴりマッチ売りの少女だった。
構造見学会においでになられるお客様は、色々真剣に見られていく。それがうれしかったり、緊張したりする。ありがたい限りだ。
去年12月に弊社の増設した「還元陶板浴ひかり」。ありがたいことに毎日沢山のお客様がおいでになっている。
老若男女幅広くおいでになられて、社員一同すげ~な~とびっくりしているくらいだ。
で、藤田君が接したお客様のなかでこうおっしゃられた方がいる。あんまり面白かったのでご紹介したい。
「三井工務店さん?あ、陶板浴ひかりさんの隣の建物ね!」
・・・・・・・・あの~実はウチが管理会社なんですけど~。
還元陶板浴ひかり。恐るべし