丁度このコメントを書いた日が7月12日でした。 この日、引っ越した新居の窓から蝉の鳴き声が聞こえてきました。 7月最大と言われた台風が過ぎた後、梅雨明けを期待させる天気の中、 真夏の訪れを感じさせる瞬間でした。 三井工務店では高性能住宅をお客様におすすめしています。 住宅性能そのものが毎日の生活に深く関わり、 快適さの向上や光熱費を抑える事につながるからです。 性能を高めると、窓が小さく息苦しい住まいを連想されがちなのですが、 季節感を感じられる住まいづくりも考えつつ設計をしています。 せっかく自然豊かな地域に住んでいるのですから、 外界と遮断されたシェルターのような家はどうかと思いますよね? 開口部を大きくすれば、確かに熱の逃げは大きくなりますが、 その分、光と風はたくさん取り入れられることが出来ます。 そして四季折々の気配も感じることが出来ます。 小国町に住んでいた時は、蛙の声、虫の音、耕運機のエンジン音、 その時時に変わる風の温度が春夏秋冬を教えてくれました。 性能と風情のバランスを考えつつ、窓の位置や大きさを考えていきます。 政府は今後の政策の一つとして、 確認申請時に住宅からどれだけの熱が逃げるかを計算したものを提出物の一つに加えることを決めました。 目に見えない要素も大切に扱っていきたいと思います。