住宅性能を上げるのは快適にするためだけじゃないというお話

お祭りの余韻を振り払いつつ、しっかりお仕事スタートです。

ということで、本日は大変真面目な、とても重要なお話をします。

YKKさん主催で『2020年の義務化とZEHに向けた家づくり』セミナーに行ってきました。

講師はパッシブハウス・ジャパン理事、松尾和也氏です。

今回もお話面白かったです!

松尾氏は「真にての届く省エネルギー住宅の作成」を進められている方で、世界の住宅事情を始め、日本の住宅がどうでなければいけないかを日々研究されている方です。

以下、松尾氏の講演をまとめました。

日本の住宅の悩みトップ3は3位・結露 2位寒い 1位暑い だそうです。新潟に来るとこれがひっくり変えそうな気がしますね。

この悩みを解決するために必要な部分が『窓』だったりします。

そんな日本の窓がどうなっているかというと

外国は使用して良い窓の規定があるのに、日本にはそれがありません。

U値(断熱性能を表す数字。小さいほど優秀)で比べると、

フィンランド1.0 ドイツ1.3 イギリス1.8 中国2.0 韓国2.7

日本で一番売れているのが4.65です。日本、窓から熱逃げ放題です。

寒さ、暑さが原因で起こる心疾患と脳血管疾患での死亡率が15%と9%で合わせて24%です。
しかも屋内で起きているのが8割です。

ちなみに室内温度が低いと体温も下がるのですが、ガンは35℃台の低体温の人が多いです。

面白い集計結果で、洗面脱衣室の温度が2℃上がっただけで、高齢者の看護の年数が4年縮まるそうです。

ちなみに脳梗塞になった場合、病院窓口で(実際の持ち出しは別ですが)772,855円かかります。しかも国の負担費はさらに多く、275万円かかるそうです。

日本政府も、全く生産性のないこの医療費にはお金を掛けたくないので、脳梗塞にならない家を全国に作って欲しくてあの手、この手で住宅性能をあげようとしているわけです。

住宅性能を上げると家全体が温かくできます。

しかも暖房費も下がります。

隙間の多い、性能の低い家でも、暖房費を更にかければ温かくなる?

なりません。

隙間だらけだと どんどん温度は逃げて行き、床が冷えていきます。底冷えする家の出来上がりです。

しかも暖房費にお金がかかり過ぎれば、誰もがどこかで心が折れて、全館暖房しなくなります。

部屋ごとの温度差が大きい、トイレや洗面室が寒い家になり、脳梗塞になる確率が跳ね上がります。

家のどの部分から熱が逃げていくかをシミュレーションすると、高性能の家でも窓から33%も熱が逃げていきます。

なので性能の高い窓を使うことは、とても重要です。

(記述したノートを参考に書きましたので、話の流れが飛んでいるようなところもあります。ご了承ください)

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